IELTSは障害ではなく橋渡し役である
何年も前に、 IELTS対策コースのクラスを教えたことを思い出します。私たちは席につき、なぜこの試験を受けるのかを話し合いました。全員が大学に入るためと答えたのですが、話しているうちにすべての生徒に共通する思いがあることに気づきました。それは、自分でも驚くようなものでした。それは、IELTSが自分の将来を阻む障害であり、大学進学を阻む不公平で不自然な試験であるという感想でした。
私にとってIELTSは障害ではなく、道を塞ぐ存在でもなく、彼らの未来への架け橋だと考えていたので本当に驚きました。IELTSとは、彼らが選んだ未来で成功するために必要なスキルと言語を確実に身につけることができるものなのです。
あなたが新しい大学に初めて入学したと、今少し想像してみましょう。最初の1週間は、たくさんの新しい人と出会い、自己紹介をし、どこから来たのか、何に興味があるのかなどを話すことになるでしょう。何度も何度も世間話をしなければならないのです。
しかし、数日、数週間が過ぎれば少しリラックスできる感覚があるはずです。自分の人生や経験について、何がキッカケで大学に来たのか、今の自分があるのはなぜか、といった話を、心を開いてお互いにするようになるのです。
学生同士が打ち解けて、本当にリラックスしてくると、世界の大きな問題についての自分の考えや、解決するための提案、自分ならどうするか、なぜそうするかなどの議論を始めるかもしれません。
そのような会話について、もう少し詳しく見てみましょう:
- 自己紹介や個人情報の共有はIELTSスピーキングのパート1で学ぶ内容
- 自分の経験について話すことはIELTSスピーキングのパート2
- より広い問題に対する解決策を提案することはIELTSスピーキングのパート3
IELTSはあなたの邪魔をするものではなく、大学で成功するために必要なスキルを提供するものなのです。ECでは、IELTSを「やらなければいけない項目」のリストとして捉えるのではなく、IELTS対策レッスンで学んだスキルや言語が、将来どのように応用できるのか、IELTSが将来の成功への足がかりとなるのかを理解できるようお手伝いします。